Red Hat Connectivity Link
Red Hat® Connectivity Link は Kubernetes ネイティブのソリューションであり、さまざまなクラウド環境間で接続して通信するアプリケーションの管理に役立ちます。
Red Hat Connectivity Link とは
マルチクラウド戦略を採用する企業が増えており、それらの企業では多様な環境にわたるアプリケーションの接続性管理がさらに複雑化しています。現在、多くの組織では断片化されたソリューションが使用されていますが、非効率的で拡張性に欠けています。そのため、イノベーションや進化する市場の需要に対応することがますます困難になっています。 Red Hat® Connectivity Link は Kubernetes ネイティブのソリューションで、異なるクラウド環境間でアプリケーションを接続して通信するための管理を支援します。接続性管理ツールである Connectivity Link は、マルチクラウドおよびマルチクラスタ環境全体でアプリケーションの接続と管理、およびセキュリティを単純化し、強化するように設計されています。
Red Hat Connectivity Link を使用することで、複雑なマルチクラウド環境を単純化できます。マルチクラウド戦略を採用する組織が増えるにつれて、これらの環境全体でのアプリケーションの接続性管理が複雑化しています。Connectivity Link は、自動化された一貫した接続管理を提供します。これは、アジリティを維持し、運用オーバーヘッドを削減するために不可欠です。
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製品の詳細
アプリケーションの接続
統合されたプラットフォーム上でアプリケーションの接続を管理し、デプロイメント、統合、管理のプロセスを合理化します。
マルチクラウドおよびマルチクラスタの接続性
多様なクラウドおよびオンプレミスのインフラストラクチャ上で一貫した接続、セキュリティ、ポリシー管理に基づいて拡張し、柔軟性を維持します。
高可用性を備えた DNS 統合
複数のクラウド・サービス・プロバイダーにわたる DNS 構成を管理します。ワークロードの健全性ステータスに基づいてレコードを自動更新します。
Red Hat Connectivity Link が異なっている点
Kuadrant オープンソースプロジェクトを基盤として構築された Connectivity Link は、Gateway API と Envoy プロキシーを使用して、送受信ネットワークトラフィックを管理するための統合された効率的なアプローチを提供します。
Gateway API は、Kubernetes クラスタ全体の Ingress トラフィック管理を提供します。Envoy は、クラスタ全体のデプロイメントを単純化するデフォルトの Ingress ゲートウェイです。Envoy Ingress ゲートウェイ内では、WebAssembly プラグイン (WASM) がハードウェアに依存しない処理を実行し、Envoy がデプロイされているあらゆる環境で拡張性と互換性を実現します。
統合機能
Kubernetes エコシステムを強化するために、Connectivity Link は、 Red Hat OpenShift® や OpenShift Service Meshなど、他の Red Hat 製品への統合機能を提供します。 Red Hat Connectivity Link は、マルチクラスタ・アプリケーションの接続性を単純化し、高度なトラフィック管理とポリシー適用を Kubernetes および OpenShift 環境に直接統合することに重点を置いています。OpenShift Service Mesh は、Connectivity Link との統合により、Envoy と Istio を使用してトラフィックのルーティングとセキュリティを管理します。
特長とメリット
ユースケース
Multicluster gateway support
マルチクラスタ・ゲートウェイのサポートにより、プラットフォーム・エンジニアは単一のインタフェースを通じてクラスタ間の接続とポリシーを管理できます。複数の Kubernetes クラスタにわたって高トラフィックを処理できる Ingress ゲートウェイを構成できます。
Standardized ingress policy management
アプリケーション開発者がマイクロサービスを設計する際には、さまざまな外部システムからの安全で信頼性の高いアクセスが必要です。API ポリシー管理を使用することで、認証、レート制限、負荷分散のポリシーを連携して適用できます。
Data plane service protection
企業が Kubernetes クラスタ環境への脅威に直面している場合、データプレーンサービス保護ポリシーはデータプレーンレベルでセキュリティポリシーを適用するのに役立ちます。これにより、コンプライアンスを維持しながら、変化する脅威環境に適応できます。
Location-based routing
企業が分散サービスを構築する際、ロケーションベースのルーティングは高度なドメインネームシステム (DNS) 戦略を活用するのに役立ちます。ユーザーの位置に基づいてトラフィックを転送することで、応答時間を短縮し、地域の規制を順守できます。