ディスクユーティリティでMacのストレージデバイスを修復する方法
ディスクユーティリティは、Macのストレージデバイスのフォーマットやディレクトリ構造に関連するエラーを検出し、修復してくれます。エラーがあると、Macの使用時に予期しない症状が現れかねません。また、重大なエラーになると、Macがまったく起動しなくなるおそれもあります。
始める前に
破損したファイルを復元する必要ができた場合や、ディスクユーティリティで修復不能なエラーが見つかった場合に備えて、必ずデータの最新バックアップを作成しておいてください。
ディスクユーティリティを開く
Macの起動ディスクを修復する場合や、Macが最後まで起動しなくなった場合は、macOS復旧から起動します。復旧にユーティリティの一覧が表示されたら、「ディスクユーティリティ」を選択して「続ける」をクリックします。
ディスクユーティリティは、「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダからでも開けます。
![macOS復旧のユーティリティの一覧。](/https://cdsassets.apple.com/live/7WUAS350/images/macos/monterey/locale/ja-jp/macos-monterey-recovery-disk.png)
ディスクユーティリティでFirst Aidを実行する
ディスクユーティリティのメニューバーまたはツールバーから「表示」>「すべてのデバイスを表示」の順に選択します(選択可能な場合)。
ディスクユーティリティのサイドバーに、起動ディスクを筆頭に、利用可能なストレージデバイスが表示されます。各デバイスの下には、そのデバイスのコンテナとボリュームが表示されます。デバイスが表示されない場合はこちらを参照してください。
以下の例では、起動ディスク(「APPLE SSD」)にコンテナが1つ(コンテナdisk4)あり、ボリュームが2つ(「Macintosh HD」「Macintosh HD - Data」)あります。ディスクにコンテナがない場合や、ボリュームの数が違う場合もあります。
修復対象の各デバイスで、まず、そのデバイスの最後のボリュームを選択します。上の例では、最後のボリュームは「Macintosh HD - Data」です。
またはタブをクリックし、「実行」(または「ディスクを修復」)をクリックして、選択したボリュームにエラーがないかどうかの確認作業を始めます。ボタンがグレイ表示になっていてクリックできない場合は、選択したディスク、コンテナ、またはボリュームについてはこの手順を飛ばしてください。ディスクのロックを解除するためパスワードの入力を求められたら、管理者のパスワードを入力します。
ディスクユーティリティでボリュームのチェックが終わったら、サイドバーでそのボリュームの1つ上にある項目を選択し、もう一度First Aidを実行します。リストを1つずつ上に移動し、デバイスの各ボリューム、次にデバイスの各コンテナ、最後にデバイス本体という具合にFirst Aidを実行していきます。
終わったら、ディスクユーティリティを終了します。macOS復旧からディスクユーティリティを使った場合は、ここでMacを再起動します。Appleメニュー >「再起動」の順に選択してください。
ディスクユーティリティでデバイスを修復できないできない場合、またはディスクが表示されない場合
ディスクユーティリティで修復不能なエラーが見つかった場は、ディスクユーティリティを使ってディスクを消去(フォーマット)してください。
ディスクユーティリティのサイドバーにストレージデバイスが表示されない場合は、Macまたはストレージデバイスの修理が必要な可能性があります。Macをシステム終了し、必須ではないデバイスをすべてMacから取り外してから、もう一度試してみてください。外付けストレージデバイスの場合は、ケーブル、接続、電源も確認してください。